前立腺肥大の予防をするのだ！
前立腺はどうして大きくなるのか？
加齢とともに大きくなるのはわかっていますが、前立腺が肥大する原因はまだはっきりとは解明されていません。
しかし、「男性ホルモンの働き」が関与していることは間違いなく、中高年になって男性ホルモンを含む性ホルモン環境の変化が起こることによって、前立腺が肥大すると考えられているのだ。
でも、自身の生活で少しでも「前立腺肥大を予防する方法」だってあるんですよ！
では、前立腺肥大の予防に有効とされている事を、ひとつずつ説明していきましょ～。
前立腺肥大の予防「保存版」
ここからは、前立腺肥大の予防として、よく言われている７か条を記載するぞ。
１．激辛食品は、前立腺にあまりよろしくない。
激辛の食べ物が好きな男性諸君！激辛の食べ物は、前立腺をうっ血させるのでご注意を。また、辛い食べ物は、交感神経を刺激します。そうなると前立腺を締め上げ、尿道を締め付けているようになるんです。だから、刺激の強いものをいつも食べるのは要注意。できれば刺激の強いものは・・・といったことを頭に入れてくださいね。
２．長時間、同じ姿勢は、いかがなものかと。
特に体重が骨盤にかかる姿勢はよろしくない。例えば、あぐらを長時間続けると、骨盤内に血液がたまってきます(うっ血)。そうすると、前立腺も腫れてきて、尿の出方が悪くなりますよ！対策は簡単。座る仕事をされている人は、定期的に姿勢を変えたり、適度な運動をしたりして骨盤内に血がたまらないようにしましょうね！
３．オシッコは我慢しすぎるなよ！
オシッコを膀胱にためすぎてしまうと、どうなるのか。それは膀胱の筋肉が伸ばされた状態が続き、さぁオシッコをしようと思っても、うまく収縮されずにオシッコの出が悪くなるときがあります。最悪の場合、膀胱が伸びきってしまうと、膀胱の血流も悪くなって、組織を痛めてしまうのだ！！オシッコのある程度の我慢は頻尿や切迫性尿失禁のトレーニングにお勧めするが、「オシッコの常習的なためすぎ」は避けるべき！
４．風邪薬や胃腸薬も注意が必要だよ！
市販の風邪薬の中には、前立腺を硬くしてしまったり、膀胱を弱くしたりする成分が入っていることがあるんです。だから、風邪薬を飲んで、ごくたまにオシッコが出なくなってしまった、という話もあるほどです。冬場は特に風邪が流行しますよね。それに輪をかけて寒さのせいで交感神経が高ぶるから、特に冬は風邪薬を飲んでオシッコが出なくなったという話を夏よりも聞くようになるんです。
前立腺肥大症と診断されている人は、特にご注意を。キーワードは「冬の風邪薬」ね。
５．過度なアルコールは、ブッブー！
え！アルコール好きな「Mr.ユリナー」も注意をしないといけない。それも当然。アルコールは、前立腺をうっ血させるので、オシッコの感覚も鈍くなります。アルコールを飲みすぎて、トイレに行ったとき、あれ？いつもよりオシッコが細いな？と感じた人もいらっしゃるでしょう。お酒を飲みすぎたせいで、オシッコが出せなくなるといったパニックに陥って、病院にかけこむ人すらいらっしゃいます。オシッコが出せなくなっちゃったら、カテーテルを尿道に入れて無理やりオシッコを出すといった間欠導尿を経験することになりますよ♪
痛い思いをする前に、とにかく予防、予防！です！常習的なアルコールの過剰摂取は健康的にもＮＧですからね～。と、言いつつも、飲みすぎる日がありますが・・・笑。
６．水分の取りすぎは注意なの。
今だに、水分をたくさん取ると体の循環がよくなって、健康に良いと信じこんでいる人がいらっしゃいます。毎日、やたらと水分をとるのです。それは血液をドロドロにしないで、脳梗塞の予防にもなるとも思われているようです。また、夜間にもトイレでオシッコをするたびに、水を飲む人も聞くことがあります。純粋に、余分な水分は飲んだだけオシッコとして出てくるので、よく飲むひとは、オシッコの回数が増えて、ストレスに・・・。
だから、水分は適度、適量がベストなんです。水分が不足しないように飲んでいればよいんですよ。だってさ、植物だって余計な水分を与えると根グサレするよね？人間だって一緒。余分な水分摂取は尿路機能が忙しくなって、休むときが無くなってしまうんです。だから前立腺にも負担がかかって、前立腺肥大症の一因となってしまうんです。
７．結局。〆の言葉は「泌尿器科に行くべし！」です。
以上のように前立腺肥大症を予防する方法だとか、前立腺肥大症になりやすい食べ物、態勢など記載したけれども、「素人判断が最も危ないです」。日本は恵まれた国で、医療保険制度があるので、必要があればすぐに泌尿器科に行ってすぐに診てもらえる。しかも費用は軽い負担。そんな恵まれた環境だからこそ、もっと気軽に泌尿器科に行くべし！ですよ。ついでに前立腺がんの心配事とか、気軽に聞けるから利用すべきだよ。
しつこく言います。とにかく下部尿路機能がいつもと違うな？と思ったら「泌尿器科に行くべし！」なんです。