多尿・頻尿の原因は水分のとりすぎかも?

多尿や頻尿の原因は、前立腺肥大ではなくて、水分のとりすぎだったことが判明!

トイレ我慢できない

気になる頻尿の原因は「前立腺がんの手術」ではなくて水分の取りすぎだったと語るTさん。

Tさんは、58歳のときに「前立腺がん」の手術を受け、術後の尿失禁、過活動膀胱に悩まされていたものの、前立腺がん術後の尿失禁の経過は順調に回復して、今は仕事も続けられるほどになっています。

そんな私(Tさん)が、再びトイレのことが気になりはじめたのは、60歳をこえた頃からでしょうか。「前立腺がん」の手術を受けた後は1回の排尿量が少なかったのですが、今は頻尿の症状は変わらずですが、1回の排尿量が他の人よりも多いような気がしてきたのです。

それは外出したときに、駅のトイレでおしっこをしていたところ

 

「私より後から来た人が先に用を済ませて出ていった!」

 

ときでした。

膀胱をいたわろう

 

 それ以来、自分の排尿時間がやけに長いということが気になるようになりました。友人と遊びに行って、私がトイレに行っている間、待っていてもらうときに、「ずいぶん長いな」と思われているのではないかと、気に病んでしまうこともありました。

また、人間ドッグを受けたときには、医師から排尿量を測るように指示されたのですが、渡された検尿カップから尿があふれてしまうのではないかと思うほどの量だったこともありました。

そんな日々が続いて、定期検診で大学病院の外科外来を受診したときに、主治医に何気なく「昔は頻尿や失禁で悩んでいたけれども、最近は尿の量が多いような気がして・・・」と話すと、泌尿器科外来を紹介され、そのまま受診することになりました。

外出中のトイレを気にしなくていい集尿器。

Mr.ユリナーは、ズボン中に隠しいれるトイレです。

日常生活給付用具(収尿器)の支給対象です

男性用集尿器Mr.ユリナー装着イメージ

 

 泌尿器科の外来では、担当の医師に多尿の症状を話すと、その原因を調べるために、前立腺肥大症(尿道を取り巻くクリの実大の男性生殖器である前立腺が肥大する病気)の検査を受けるとともに、超音波を下腹部にあてて、排尿後の膀胱に尿がどのくらい残っているかを調べてもらいました。

 前立腺肥大の診察の結果は、前立腺は肥大しておらず、残尿量も30mlと、まったく問題ないとのことでした。医師に「一日に水分はどのくらいとりますか?」と聞かれて、「お茶などを1500mlくらいは飲んでいます」と答えたところ、「水分のとりすぎによる多尿の可能性が高い」といわれました。

 私が水分をたくさんとるようになったのは、「水分をたくさんとると、ダイエットにもなって、健康のためにもいい」と、周囲の人からいわれたことです。その根拠はよくわかりませんが、なんとなくいわれるままに、水分を多めにとるようになり、いつのまにか習慣になっていました

平日は、朝食のときにコーヒーを1杯飲んで出勤後、500mlのペットボトル入りの緑茶を買って会社で少しずつ飲みます。だいたい昼食時には飲み終えて、2本目のペットボトルの緑茶を買います。

日によっては500mlのペットボトル入りの緑茶を3本買うこともあります。また、人と会うときにコーヒーを飲むこともあります。夜は毎晩、ビール500mlと焼酎の水割りをグラスに2杯くらい飲みます。アルコール類まで入れると、1500ml~2000mlは水分を摂取していることになるので、水分の取りすぎといわれれば、確かにそうかもしれません

泌尿器科の医師からは、「排尿日誌をつけてみるとよいでしょう」といわれていました。1日の排尿量を毎回測って、記録すると、1回の排尿量、1日の排尿量、排尿の間隔、そして自分の膀胱にどのくらいの尿をためておけるかもわかるとのことです。自分の排尿の状態を知るよい機会だと思って、水分摂取量と排尿量を記録してみることにしました。

夜間多尿でも、ベッドを汚さない。

ひと手をかりずに、寝たまま排尿できる集尿器「ダンディユリナー」

日常生活給付用具(収尿器)の支給対象です

男性用集尿器ダンディユリナー収尿器ダンディユリナー商品画像

水分をとった分だけたくさん尿がでていた

とにかく5日間、排尿日誌をつけてみようと思いました。計量カップを持ち歩いて排尿量を量ることとしました。

1日めは、ほぼいつものとおりの水分量をとりました。2日めと3日めは、いつもより水分量が少ないのですが、これは仕事の作業の関係で、水分をとるタイミングが少なかったからです。4日めはいつもより水分を多めにとることにしました。5日めは逆に、仕事の関係で水分摂取量が少なくなりました。

5日間の排尿日誌を全体的に見てみると、確かに日中に水分をとった分だけ、たくさん尿が出ているのがわかりました。どうやら医師がいうのは間違いなく、水分の取りすぎによる多尿ということになるのでしょう。

今回、排尿日誌をつけたことで、自分がいかに水分をとりすぎていたかがわかるとともに、気になっていた多尿の原因がハッキリとわかりました。体によいからと、むやみに水分を摂取することで多尿や頻尿(頻繁に排尿したくなること)になり、お年寄りの場合、深夜にトイレに起きて転倒する事故もあるそうです。幸い、私は寝ているときにトイレに起きることはありませんが、注意しなければならないな、と実感しております。

泌尿器科の医師のお話によると、60代で排尿時間が長く多尿という自覚症状がある場合、「まっ先に疑われるのが、前立腺肥大症」とのことです。前立腺肥大症でなければ、多尿の原因として考えられるひとつが、水分の取りすぎなのです。

水分を多く取るようになったきっかけは「ダイエットや健康にもよいという話を聞いたこと」でした。

確かに、水分を多くとることは、尿管結石や細菌性膀胱炎の予防にもなるといわれ、悪いことではないそうです。

でも、水分の取りすぎによる頻尿や夜間頻尿があることを考えると、水分を多くとることが100%正しい考えとはいえません。なんなら、腎臓がいつも仕事をしているので、腎臓に大きな負担がかかっています。

何事も中庸を心がけることが大切なのです。

水分の多くは食事から入ってくるので、足りない水分はのどが渇いたら飲む程度でじゅうぶんです。

膀胱の容量を知る

 

標準的な一日の排尿量は体重を目安に計算されることがありますが、おおよそ適正排尿量を1000ml~1500mlと考えて、そのくらいの排尿量になるように水分摂取するように心がけていきたいと思います。

排尿時間が長くて、多尿であったとしても、頻尿でなければあまり気にする必要がないかもしれませんね。

カテゴリタグ: #頻尿の原因 #前立腺がん術後の後遺症 #おしっこ勢いが弱い #水分のとりすぎ

2019年06月13日