過活動膀胱・尿失禁の対策治療薬

過活動膀胱・尿失禁の対策治療薬

過活動膀胱尿失禁の対策と治療薬

頻尿・尿漏れ・尿意切迫感・切迫性尿失禁はじめ排尿トラブルの発端となる過活動膀胱。

日本人の約8人に1人が過活動膀胱の症状で悩んでいることは、2003年の大規模な疫学調査(病気や健康状態について広い地域や多数の集団を対象として、その原因や発生状態を統計学的に明らかにする調査)の結果でも明らかです。

こうした現状から、過活動膀胱の治療薬が次々と開発されています。

今日は、泌尿器科で主に使われている(処方されている)過活動膀胱の治療薬について整理していきます。

 

抗コリン薬(抗ムスカリン薬)とは?

過活動膀胱に悩む男性

尿の排出は、自立神経(意思とは無関係に内臓や血管の働きを支配している神経)の1つである副交感神経の末端から分泌される「アセチルコリン」という神経伝達物質が、膀胱の平滑筋に存在している「ムスカリン受容体」にくっつき、膀胱の排尿筋が収縮することで起こります。

抗コリン薬の「コリン」とは、「アセチルコリン」のこと。抗コリン系の薬は、アセチルコリンとムスカリン受容体との結合を阻害して、排尿筋の収縮を抑え、尿意切迫感、頻尿などの症状を和らげる効果があります。

抗コリン薬の主な薬は、以下のとおりです。

  • プロビペリン(商品名:バップフォー)
  • オキシブチニン塩酸塩(商品名:ポラキス)
  • 酒石酸トルテロジン(商品名:デトルシトールカプセル)
  • プロパンテリン(商品名:プロバン・サイン)
  • コハク酸ソリフェナシン(商品名:ベシケア)
  • イミダフェナシン(商品名:ウリトス・ステーブラ)

 

抗コリン薬は、過活動膀胱の治療の中心を担って、「膀胱訓練」や「骨盤底筋体操」とを併用することで、より高い効果が期待できます。

ただし、次の項で取り上げるような過活動膀胱・抗コリン薬の複写用もありますので、過活動膀胱の薬を服用するときは、使う側がじゅうぶんに理解しておく必要があります。

過活動膀胱対策の「抗コリン薬」の副作用とは?

急な尿意に我慢できない

過活動膀胱の治療薬である抗コリン薬の主な副作用は2つあります。
抗コリン薬の主な副作用の1つ目は「口渇・便秘」で、もう1つが「残尿」です。

抗コリン薬の副作用①:口渇・便秘

膀胱の平滑筋に存在している「ムスカリン受容体」には、M1~M6までがあり、抗コリン薬はこのうち主にM2とM3を遮断します。ところが、ムスカリン受容体のM2とM3は、唾液腺や腸にも存在するため、唾液の分泌や腸の運動を妨げて、口が渇いたり、便秘になったりすることがあります。

過活動膀胱になる多くは50代以降で、唾液をつくる機能は衰えるため、普通にしていても口は渇きやすいといえます。これに抗コリン薬の副作用が重なると、さらに唾液は出にくくなります

唾液は、嚥下(ものを飲み込む働き)を助ける、口腔内(口の中)の乾燥を防ぎ粘膜を守る、菌の付着を防ぐ、付着した菌を洗い流すなど、口腔内の衛生環境を守るという大切な働きがあります。さらに、口が渇くと、水分をたくさん摂取してしまうために、せっかく過活動膀胱の治療をしているのに頻尿になるという悪循環に陥ってしまうことがあります。

抗コリン薬の服用によって口の渇きが気になる場合は、小まめに「うがい」をするとよいでしょう。あまり口渇がひどい場合は泌尿器科の主治医に相談して、薬のタイプを変えるであるとか、薬の量を減らすだとか、改善を試みましょう。

便秘には、イモ類やコンニャクなどの食物繊維の豊富な食材を積極的にとる、毎朝必ず朝食をとり、便座に座る習慣をつけるといった事も大切です。何日も排便がなくてつらいときは、主治医に相談して便秘薬を検討してもらう判断もよいかもしれません。

抗コリン薬の副作用②:残尿

抗コリン薬の副作用は場合によって、尿排出機能が障害されることがあり、排尿後に膀胱に尿が残るようになって、再び頻尿になったりします。また、残尿に細菌が棲みつくと尿路感染が治らなくなって、腎臓にまで影響を及ぼすことがあります。

抗コリン薬による治療を始めたら、超音波検査で残尿量を調べます。特に高齢者になるほど残尿が増加しやすいため、定期的な残尿測定をしながら残尿がないかを確認、注意する必要があります。

過活動膀胱を治療する「抗コリン薬の禁忌症」

過活動膀胱の薬の副作用

緑内障は、眼球の内圧が高まるために神経性が障害されて、しだいに視野が狭くなる病気で、いくつかのタイプがあります。そのなかで「閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)」にかかっている人は、抗コリン薬は禁忌となります。

閉塞隅角緑内障とは、目の中の「房水」という液体の生産と排出のバランスがくずれて、房水の排出口である「隅角」が閉塞するために眼圧が上がる病気です。「閉塞隅角緑内障」は、初期に自覚症状はなくて、しだいに視野が狭くなってきて、はじめてわかります。

閉塞隅角緑内障にかかっていることに気付かずに抗コリン薬を飲むと、目に痛みを感じます。目が痛いと感じたら、すぐに服用をやめて主治医に相談をしなければなりません。「目が痛いな」と思いながら抗コリン薬を飲み続けると、最悪の場合は、失明することがあります

ただし、緑内障の中で禁忌なのは閉塞隅角緑内障だけであって、しかも緑内障のなかでは頻度が高い病気ではありません。多くは抗コリン薬が使用できます。緑内障の人は、眼科医に相談をしてから抗コリン薬を内服するようにしてください。

抗コリン薬のもう一つの禁忌症が重症の前立腺肥大です。前立腺肥大は、尿道を取り巻くクリの実代の男性生殖器である前立腺が肥大して尿道を圧迫するため、「頻尿」などの症状が現れる病気です。重症になると尿道の閉塞がひどくなり、膀胱がやって収縮して排尿するという状態になります。

抗コリン薬は、膀胱の収縮を抑えるように働くので、この状態で服用すると、尿閉(尿道が狭くなる・尿道が塞がる・膀胱が収縮しないなどで排尿できない状態)になることがあります。すると、膀胱は、どんどん膨らんで、本来、尿を出さなければいけないはずはずなのに、膀胱が無理やり引き伸ばされます。そうすると、膀胱にたいへんな痛みが生じます。その場合は、すぐにでも意思の診断と治療が必要なので、注意してください。

前立腺肥大によるか活動膀胱

 

過活動膀胱の対策は治療薬だけではありません!

頻尿や尿漏れ、尿失禁の原因のひとつの過活動膀胱の対策は治療薬が全てではありません。治療薬だけではなくて、「生活の改善」や環境の改善そして排尿用具などの「おむつ」や「集尿器」を使うといった方法もあります。

男性用集尿器Mr.ユリナー

 

過活動膀胱の治療薬で、ある程度の頻尿が改善されたとしても、完全に頻尿が治らない人もいます。前立腺癌の手術後の尿漏れ、前立腺肥大の手術後の尿漏れなどにも有効な「集尿器」を使うことも選択肢のひとつとして推奨いたします。

男性用の集尿器「Mr.ユリナー」は、ズボンの中にこっそり隠し入れておくトイレ。いつでもどこでも「おしっこ」ができる便利なアイテムです。高所作業者や警備員などの屋外作業者が急なトイレの対策として、または海外旅行や飛行機、バス、電車などでの頻尿対策にお使いいただけます。

トイレが心配な男性の強い味方。装着に気づかれず、外出が安心で楽しくなる!

排尿トラブルでお悩みの日常生活スタイルを劇的に変革し
排泄の自立支援をサポートする集尿器(収尿器)『Mr.ユリナー』

ミスターユリナーDIYショー受賞

(日本DIYショー 環境・資源部門受賞3位のMr.ユリナー)

 

Mr.ユリナー(ミスターユリナー)の使用者例は、以下のとおりです。

  • 急な尿意が心配で気軽に旅行や映画館に行けない。
  • 長時間の移動、遠出を控えてしまう。
  • 心因性頻尿、神経性頻尿である。
  • トイレに間に合わず途中で漏らしてしまう(機能性尿失禁)
  • トイレまで我慢できずに漏れてしまう(切迫性尿失禁)
  • 都合上、トイレに行けない(トイレが無い)環境、状況である。(警備員などの屋外作業者)
  • 他の排泄・排尿・採尿用具を使っていたが、スキントラブル等で悩んでいた

 

Mr.ユリナーは、厚生労働省が定める日常生活用具給付等事業の排泄管理支援用具(収尿器)における「給付対象品」です。詳しくはお住まいの市町村役所へお問い合わせください。
詳しくは下記日常生活用具給付等事業リンク をご参考にしてください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/yogu/seikatsu.html

 

 

カテゴリタグ: #過活動膀胱 #頻尿対策 #尿漏れ対策 #抗コリン薬の副作用

2019年01月14日