膀胱訓練「尿意切迫感・頻尿・切迫性尿失禁」に有効

頻尿・尿漏れ対策の「膀胱訓練」は「尿意切迫感」「頻尿」「切迫性尿失禁」に有効的!

過活動膀胱の要素である「尿意切迫感」「頻尿」「切迫性尿失禁」に有効な行動療法としては「膀胱訓練」があげられます

頻尿と尿漏れに困る男性

過活動膀胱で悩んでいる人の多くは、少しの尿意があっただけで不安になり、先回りしてトイレに行きがち。頻尿や尿漏れの人の具体的な悩みといえば・・・

  • おしっこがたまったときの、あのつらい尿意切迫感を味わいたくない
  • 尿を漏らした恥ずかしい思いを二度と経験したくない
  • 尿意を感じただけで集中できなくなる

 

これらを避けるためにとる行動なので、頻尿・尿漏れを心配する人は、小まめにトイレに行きたくなる気持ちも理解できます。

膀胱の本来の動きは尿がたまると筋肉を緩めて、尿をためるように働きます。でも頻尿や尿漏れに悩む人はちょっと尿がたまっただけですぐにトイレに行って排尿します。すると、膀胱の筋肉が緩みにくくなって、ますます尿をためにくくなり、結果的に「カチコチ膀胱」になってしまうので注意が必要です。

頻尿と尿漏れ、尿意切迫感の悪循環を断ち切るためには、「膀胱訓練」が有効。

男性の尿漏れ頻尿対策は膀胱訓練

「膀胱訓練」とは、少しずつ排尿感覚を延ばすことで、膀胱の容量を増加させるトレーニング法のこと。

「膀胱訓練」といっても、難しいことは一切なくて、尿意があってもすぐにトイレに行かずに、すこし「排尿を我慢して、排尿感覚を延ばす」だけです。特にめんどくさがりになりがちな男性の頻尿対策としても毎日の生活の中で簡単に続けることができるので、是非挑戦してみてください!

頻尿と尿漏れ対策に「膀胱訓練」の方法

膀胱訓練の方法を順番に記載します

  • 排尿量・間隔を「排尿日誌」に記録して膀胱の最大蓄尿量を調べる
  • 尿意を感じたらトイレに行くのを少し我慢する
  • トイレが我慢できなくなった時点でトイレに行く
  • 排尿日誌をつけて、尿意を感じた時間、実際にトイレに行った時間、排尿量を記録

 

尿意には波がありますよね。ある程度膀胱に尿がたまった時点では、尿意は我慢できるもの。

また、尿意が強いときにあわててトイレに行くと尿が漏れる危険があるため、次のように我慢してみるのもいいかもしれません。

  • オナラを我慢するようにして肛門周囲の括約筋を締める
  • 腹式呼吸(息を吸うときにおなかをふくらませて、吐くときにへこませる)をする
  • トイレのことは考えない(ほかの事に気持ちを向ける)

 

膀胱訓練(頻尿・尿失禁対策)は「何分我慢しないといけない」というルールはありません

頻尿対策の人は最初に5分間尿意を我慢できたら次は6分、7分といったように無理なく徐々に尿意を我慢する時間を延ばしていくことをお薦めします。

膀胱訓練を行いながら排尿日誌をつけると、排尿間隔が延びる様子や膀胱の蓄尿量が増えていく推移もわかり、達成感があります。3ヶ月くらい継続して、最終的には排尿間隔が2時間~3時間くらいになれば、「頻尿」や「尿意切迫感」「切迫性尿失禁」で悩むことも減ってきますよ。

「膀胱訓練」は頻尿・尿漏れ対策だけでなく、メリットたくさん!

頻尿は対策すれば怖くない

 

膀胱訓練「頻尿・尿失禁対策」には、膀胱機能を回復させる身体的メリットと、「トイレに行かなくても過ごせる」という自信がつく精神的なメリットがあります。

膀胱訓練のはじめのうちは外出が少ない日を選んで自宅で行ってください。尿意を我慢することに慣れてきたら長時間の外出であっても、いつでもトイレに行けるという環境(集尿器のMr.ユリナーを使うなど)して、尿意を我慢することを続けてみてください。

旅行先などで「高速道路や路線バスに乗るときも「集尿器Mr.ユリナー」があれば、いつでもどこでも排尿できるので我慢しきれないほどの強い尿意があっても大丈夫ですよ。

 

「膀胱訓練」と男性の「頻尿」「尿もれ」対策に集尿器Mr.ユリナー

男性用外出時対策トイレMr.ユリナー

 

集尿器Mr.ユリナーとは、ズボンの中にこっそり隠し入れる「男性用の超小型トイレ」です。

 

Mr.ユリナーの受尿器(レシーバー)を陰部にあてて、自身の下着で固定します。専用のガーターをお使いいただくと、よりフィット感が増します。あとは緩めのズボンを着るだけ。ズボンの中にはいつでも排尿できるトイレがあるわけですから、いちいちトイレに行かなくても、ズボンをはいた状態のまま「オシッコ」ができます

 

いつでも「オシッコ」ができる環境なので「膀胱訓練」にもお使いいただけます。トイレが近いが故に外出先では、いつもトイレの場所ばかり探していた。また、外出中は水分を控えてトイレの回数を減らしていたのでは、本来の柔軟性をもった膀胱が、蓄尿量の小さい「カチコチ膀胱」を助長して、さらに頻尿になったりと悪循環です。Mr.ユリナーは排尿すると導尿チューブを通って集尿タンクに尿がためられます。集尿タンクには排尿量の目安となる目盛りがついていますので、排尿日誌もつけることができます。

男性用集尿器Mr.ユリナーの利用目的は「頻尿」「尿漏れ」対策だけでない!

  • 車椅子ユーザーの人が、外出用のトイレ対策として。
  • 車椅子利用者の人が、外出先でのトイレは悩みと不安を解消するために。
  • ユニバーサルトイレを探すことに困っている、外出中のトイレが間にあうか心配だ。
  • トイレに行ったけれどもスペースが狭くて便器に移乗できない。
  • トイレが混んでいる。頻尿だから「おしっこ」が我慢できない。
  • トイレの前に行ったけれどもバリアフリーでないために介助が必要で、介助を待っている間にトイレが我慢できなくて漏らしてしまいそう。

 

といったように、健常者では何も気にせずトイレができるのに、車椅子ユーザーにとっては過酷な場合もあります。そういった方々にも集尿器Mr.ユリナーは選択肢として有効的です。

 

わざわざトイレに行って排尿する必要はなくて、ズボンの中にこっそり隠しいれた小型トイレ「Mr.ユリナー」に排尿すれば、足元の集尿ボトルに尿が自然にたまります。集尿ボトルは600mlためられるタイプがあります。1回または2回分の排尿量がためられますので、半日くらいの外出であればトイレの心配がなくなります。また、1日中外出される場合は、介助される方に集尿ボトルにたまった尿を捨ててもらえれば大丈夫。

男性用集尿器Mr.ユリナーは、「日常生活給付等事業」の対象となっております。

さぁ、頻尿・尿漏れに困っている皆さん!騙されたと思って、膀胱訓練をやってみてください。きっと何かが変わるはず!

 

カテゴリタグ: #男性頻尿対策 #男性尿漏れ対策 #外出中のトイレ心配対策 #過活動膀胱対策

2018年12月16日