前立腺がん手術の経験と後遺症の尿失禁

こんにちは!朝日産業医療機器事業部の広報担当です。先日の8/23・24・25 ジャパンDIYホームセンターショーで偶然にも出会った、集尿器Mr.ユリナーの利用者様「Aさん」を紹介いたします。

半年前に前立腺がんの手術を受けた50代の男性。どうやら軽い気持ちで自治体のがん検診(前立腺癌検査)を受けたとのこと。頻尿や尿漏れの症状は無く、前立腺肥大や前立腺癌とは全く無縁かと思っていたらしい。

前立腺がんだとわかってからは、前立腺癌の手術の方法や手術後の後遺症、手術の方法に対するデメリットやメリットなどを、書籍やインターネットで調べたとのこと。その経験を熱く語ってくれました。

集尿器Mrユリナー装着

前立腺がんを見つけるためには?

前立腺がんを早期に見つけるためには、とにかくPSA検査を受けることが重要。通常の血液検査で行える「PSA(ピーエスエー)」検査。この検査については、最近は人間ドッグや自治体のがん検診、病院によっては、ワンコイン(500円)で検査。そう、クリニックや病院で手軽に受けられる検査なのです。

PSA(ピーエスエー)とは?

PSA(ピーエスエー)とはProstate Specific Antigen 前立腺特異抗原(ぜんりつせんとくいこうげん)のことをさします。前立腺だけが作り出すたんぱく質の一種で 正常な前立腺からも分泌されますので、健康な方でもPSA検査を受けると多少検出されます。そして年齢が上がるにつれて、PSA(ピーエスエー)の正常値は高くなる傾向にあります。
前立腺がんがある場合、がん細胞は多量のPSAを血液に放出するので、血液中のPSAの数値が高くなります。前立腺肥大や炎症がある場合にもこの数値は高くなるのです。

PSA値が基準値より高いと判定されたら?

PSA値が基準値よりも高い場合は、前立腺がんや前立腺肥大症・炎症などの疾患が疑われます。そのため泌尿器科専門医のいる病院で精密検査を受けるよう、指導が入るのです。

PSA値が 4~10ng/mL の場合はグレーゾーンです

泌尿器科へ行って、精密検査を受けたAさん。精密検査ではPSAの再検査や「直腸診」と呼ばれる検査を受ける。「直腸診」とは医師が肛門から指を挿入し直腸の壁越しに前立腺を触診して、前立腺の肥大やしこりがないかを調べてもらう。また、「超音波検査」などでがんがないかも調べてもらう。

検査の結果、やはり前立腺がんである可能性が高いため、Aさんは、このような検査を行った後日に、確定診断として「前立腺針生検(組織検査)」を行い、前立腺の組織を詳しく調べたとのこと。

前立腺針生検では、前立腺がんの進行度を確認するため、。CTやMRI検査を行うそうです。また前立腺がんは骨に転移しやすいことから、念のために「骨シンチグラム」で骨に転移がないかを調べたとのことです。

「グリソンスコア」とは?

グリソンスコアとは前立腺がんの悪性度を示す数値のこと。前立腺がんの治療方法を選択する際に利用するらしい。前立腺がんは、がん細胞の種類がいろいろあって、悪性度の異なる複数の細胞が混在しているので、その細胞像を5段階の組織分類にあてはめて、がんのグレードを確定するとのこと。採取した細胞の面積を広く占める2つをとりだし、それぞれを5段階の組織分類(スコア)に当てはめ、その2つのスコアを合算したものが「グリソン・スコア」というようです。 最も悪性度が低いものが2で、高いものが10の9段階で提示されるようです。Aさんの「グリソン・スコア」は4だったとのことです。

前立腺がんの進行度は?治療法は?

前立腺がんの進行度はステージBの限局がん。早期のがんで、前立腺がんが、前立腺の内部にとどまっている状態。

前立腺がんの摘出の選択肢は?

大きくわけて、前立腺がんの治療法には、主に放射線療法・手術療法・ホルモン療法の3つがあり、主治医と相談した結果、ダヴィンチ(ロボット)で手術をすることとなりました。

前立腺がん後遺症の排尿障害は?

トイレが我慢できない男性

前立腺がんの後遺症としての排尿障害には大きくわけて次の3つ。

尿漏れ・尿失禁
排尿困難(尿が出にくい)
頻尿・尿意切迫
前立腺がんの全摘術を受けた場合、ほとんどの人が尿失禁・尿漏れ・頻尿になると医師より通達を受ける。でも、数週間から1年以内に改善されることがほとんどで、 たとえ排尿障害が残ったとしても、なんとか許容限度内に納まっていることが多いのだが、中にはいつまでたってもひどい尿漏れ・尿失禁が継続する高度の排尿障害に悩まされている方もいるとのこと。 放射線治療に伴う合併症は、ほとんど一時的であるため、少し不自由を味わうだけで済んでしまいますが、 血尿(膀胱の炎症)や血便(腸の炎症)などの後遺症が出た場合は、簡単には治らず、過活動膀胱・頻尿といった症状は長期にわたって、つきまとう可能性が あるとのことらしい。

前立腺がん摘出にダヴィンチというロボット手術を選択

Aさんは、尿漏れ・尿失禁の懸念を説明されるも、話し合いの結果、最善手術との判断ダヴィンチというロボット手術を受けた。手術は思ったよりも短時間で終わったらしい。

前立腺がん術後の後遺症に尿漏れ

やはり、懸念されていたとおり、尿漏れ・尿失禁があり、入院中は病院の売店で売っている「おむつ」と「尿取りパッド」で対応。手術後の診察では、医師のほうから「骨盤底筋体操」を小まめに行い、骨盤底筋群・尿道括約筋を鍛えるように指導されたという。

尿漏れ・尿失禁の対策におむつ以外の用具を探す

手術から3ヶ月経過し、少しは尿意を感じながら我慢できるようになってきたAさん。突然の「おむつ」の生活に慣れることができずに、特に仕事中や外出先で困っていたという。7月頃からは、猛暑ということもあり、「おむつを着けて外出すると、陰部まわりが蒸れて気持ち悪い」「尿臭がきつくて困る」「おむつと尿取りパッドを持ち歩く負担」「費用的・経済的な負担」を感じていたという。そんな中、出張中の茨城県のホームセンター山新さまで尿取りパッドを購入しようと立ち寄ったところ、同売り場集尿器「Mr.ユリナー」に出会ったという。

尿漏れ対策に集尿器「Mr.ユリナー」を使って

ミスターユリナー装着イメージ

おむつを使っていたAさんは、Mr.ユリナーのコンセプトと同じような事を考えた時期もあったらしい。自身の陰部にジョウゴのようなものをあてがって、袋か何かに集めたらどうだろう?と紙コップで試しに作ったときもあるとのこと。早速、購入したMr.ユリナーを使うと、今までの尿漏れ尿失禁に悩む生活からは開放されたと笑顔で話していただいた。

集尿器「Mr.ユリナー」を装着して何が改善したのか?

トイレに行きたいイメージ

開発者の私としては、もっともAさんにヒアリングしたいこと。その感想を熱く語ってもらえました。
1.陰部周りの不快さがなくなった
2.尿量が一目でわかるようになった
3.ゴミが出ないので楽になった
助かっているベスト3は上記のとおり、とのこと。逆にデメリットとしては、少し太めのズボンを履いたほうが目だたなくて良いとのこと。レシーバーの固定はオプションの専用ガーターを使い、集尿ボトルは市販のサポーターで固定している。8月に入ってからは、尿漏れが少なくなってきて、トイレで排尿するまで回復しつつあるというが、まだまだ尿失禁があるためにMr.ユリナーが欠かせないとお話いただきました。

前立腺がん手術後の後遺症の尿漏れ・頻尿・尿失禁にもお使いいただけるMr.ユリナー。これでまた一人、Mr.ユリナーを使うことで、今までの生活を送ることができるようになった事例をお聞きすると、この商品を開発して製品化した意義を感じます!社会に貢献してる商品なんだなって・・・。

決しておむつを否定することもありませんし、Mr.ユリナーだけを提案することもしません。集尿器には、コンドームタイプのものがあったり、夜間では尿瓶を使う手段もあります。問題だと思うのは、「漏れたらおむつ」と安易に考えてしまう事。その人それぞれの失禁タイプ、スタイルなどがありますので、集尿器Mr.ユリナーもひとつの選択肢として捉えていただけると嬉しいです。

DIYホームセンターショーでばったり出会ったAさん。ほんとうにありがとうございました!

失禁・尿漏れ状況が改善され、Mr.ユリナーを外せる日がきたらお祝いいたしましょう!

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

カテゴリタグ: 頻尿対策 前立腺がん術後 尿漏れ 失禁 尿意切迫

 

 

2018年09月01日