日本トレッキング協会の発行する「J.Trekker」に男性用集尿器Mr.ユリナーが掲載されました。
頻尿対策・尿漏れ対策には"おむつ"だけじゃない。集尿器Mr.ユリナーという選択肢を体験
山の日の記念イベントとして全国初で開催された集尿器の装着体験会。トレッキング協会の認定トレイルである静岡県磐田市の「獅子ヶ鼻トレイル」で開催。ハイテク集尿器"Mr.ユリナー"の体験会の様子と参加者の声を掲載。
集尿器"Mr.ユリナー"は自然な装着感と外見で参加者から好効果!
参加者は19名。企画内容からほとんどが中高年男性。尿器装着の具合を聞いてみると「つけると違和感はほとんどないね。もっとも僕は頻尿ではないですよ」とのこと。備えあればの体験会です。装着感も自然なようですが、外見上からも尿器を装着していることはまったく分かりません。
尿器を装着してトレイルした参会者からは次々に感想が飛び出す。「岩場をよじ登る時など、ふくらはぎに固定されている受けの受尿器のマジックテープが少しずれるかな」「試しに排尿してみたよ、座っていてもなんとかなるね」。
ほかにも「バスなどでは具合いいんじゃないかと思うね」との意見も。確かに、頻尿気味の人は渋滞リスクのあるバス旅行を諦めがちとよく聞きます。装着しているだけで安心というか、尿意という心理的な要素も大きい現象に対しては、薬のプラセボ効果とも通じる点があるかもしれません。
集尿器(採尿器)の想定外の反響に手応え|メーカーと開発者の声
この器具は"Mr.ユリナー"というもので、74歳の方が考案した尿器をもとに、排泄の自立を支援する目的で開発された。発売以来、初年度は1,200個ほど売れています。担当責任者である医療機器事業部によると「当初は年間500個も売れれば良しと計画していたのですが、想定以上の反響で驚いている」原案を開発したのはヘアーデザイナー(理容師)の神山さん。実は神山さんは俗にいう街の発明家でもあり、「Mr.ユリナーの特許も取得しています。神山さんご自身が尿漏れに困ってこの器具を発想。行動力と青春を取り戻せる」と自信を持って答えている。
集尿器"Mr.ユリナー"の開発物語はこちらをクリックしてください
獅子ヶ鼻トレイルを支えるのは10人の侍!
トレッキングの当日は、3人のガイドにお世話になりました。ガイド長の平さん(獅子ヶ鼻トレッキングコースボランティアの会会長)と他2名。平さんは古くから日本山岳ガイド協会に所属する筋金入りの山の専門家です。他2名も山歩きが一番の趣味だそう。「ガイドをしない時はスコップや鎌、つるはしを手にトレイル整備の日々です」と平さんが日に焼けた顔でほころばせる。
獅子ヶ鼻トレイルにはほかに7人のボランティアガイドが在籍。平さん達を含めた合計10人の”侍”によって、この本格的なコースが支えられています。
頻尿だって怖くない。「尿もれ」だって恥ずかしくない。集尿器Mr.ユリナーの活用方法は様々
このように、実際に尿漏れで困ったシニア世代の方が考案した集尿器は同世代の方を中心としたアクティブシニアに愛用されています。排尿障害としては蓄尿障害に分類され、尿をためることが難しい方、いわば尿が出てしまう方にとっては好都合の集尿器です。頻尿・尿漏れ・尿失禁・過活動膀胱や心因性の頻尿の方など、それぞれ皆様の都合のいいように使われているのです。排泄は、なんだか暗いイメージがありますが、実は食事・運動・睡眠よりもケアの回数が多く、生きていく上では欠かせない行為です。トイレに正常に行けるということは、蓄尿機能が問題ないだけでなく、トイレに行く・トイレを認識する・下着を脱いで・トイレに座るとった一連の動作ができて、いつものようにトイレができるわけです。
やっぱり「オシッコ」は「トイレで」したい。
これは、皆さんが望むことではないでしょうか。便利だから、トイレに行くのが面倒だからといって、"今日は一日おむつを着けよう"という考えになるのでしょうか。1日に何回か行うトイレの空間も実は日々の気の張った時間から開放される、ホッとする時間ではないでしょうか。おしっこをすると副交換神経が働きますので、それもリラックスされていると感じる一因ではないのでしょうか。
排泄は暗いイメージではない。もっと気軽に排尿の事を考え、ディスカッションしましょう。そういう思いを込めて、これからも同様のイベントを開催していきたいと意気込んでおります。
今後とも朝日産業をよろしくお願いいたします。